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サウンドその16:「アラカンオヤジのギター特訓 山籠もり、じゃなくて、自宅合宿」



ギターのある生活 この前の記事の中にも書きましたが、ギターはそうそう簡単に上達できるものではないと思います。まずは左手で弦を押し付ける際の「痛み」に耐えなくてはいけません。で、右手はなかなか思ったように弦を弾いてはくれず、コールタールの中を泳いでいるようなもどかしさの中で、音痴君(違う弦を弾いてしまう)とバズリ(ビョーン! ビィィィーン!)の連続です。しかし、何事も「神は越えられない壁を人に与えはしない(だったかな?)」のです。「叩けよ、さらば開かれん」。ちなみに私はクリスチャンではありません。形式的には浄土真宗です。

のっけからダッチロール気味になりましたが、ギターに限ったことではありませんけど、何かを上達するためには練習しかありません。私の好きなプロ野球チームの宿舎には「練習は不可能を可能にする」との貼り紙があるらしく(今もあるのかな…)、まさにそれは万人に約束された真実です。と、このままでは更にダッチロールが続きますので、本題に。

確かに練習が大切であることは分かるのですが、いかんせん、それほど潤沢に毎日毎日そのための時間が取れるわけではありません。明日までにやらねばならぬ仕事が溜まっていたり、打ち合わせと称しての呑み会が続いたり、野球も見なきゃいけないし、ネコは騒ぐし…、なんやかんやで思うようにまとまった時間が取れません。せっかく固く盛り上がってきた指先のタコがフヤけてしまいます。それに、せっかく覚えた曲の左手のフォームと右手の動きを忘れてしまうのです。またまた、やり直しです。この「忘れる」というのはけっこうムカつくというか情けないというか、それまでの努力がチャラになるという事です。これが、「指癖」まで行ってしまえばいいのですが、たいていはそこまで行くプラクティスの段階で忘れてしまうことが多いのです。これではなかなか「上達しないではないかぁぁぁ!」。

ギターを弾きこなそうとすれば、まずは簡単なコードから始め、私の場合はフィンガーピッキング志向ですから、まず「自分が弾いてみたい曲」をコピーして、たどたどしいながらその譜面を頭に叩き込み、それを繰り返して何度も弾いて、いつも詰まるところを集中的に練習する、そんなやり方ですが、まあ、これがスタンダードな練習のやり方ではないでしょうか。かつて弾くことができた曲の殆どは忘れていますから、最初からやり直しです。いずれはコードとスケールの関係を再度頭(と指)に叩き込んで、アドリブなんぞを楽しみたいのですが、その前にまず「ギターが弾ける」という両手の動きをスムーズにしなければなりません。左手の運指や右手のピッキングを、曲のコピーを通じてある程度マスターすれば、あとはその応用ですから、いずれはアドリブなどを楽しめるのです(多分…)。昔はできたのに…。

で、なかなか上達しない自分の「腕」に業を煮やし、アラカン・オヤジは一大決心をしました。週末やGWなどの連休をつかって、集中的にギターの特訓をしようと。そのためには昔のスポ根漫画で流行っていた「山籠もり」を! じゃなくて、自宅に籠って特訓、朝から晩までギター漬けになることを決意しました。とにかく頭に譜面を叩き込み、上手く弾けないフレーズを集中的に練習し、指癖として身につくまで不退転でギターを弾きまくります! って、そこまで悲壮感を漂わせなくてもいいような気もしますが、とにかく「やってみたい」のです。そのために、いつも行き当たりばったりでこなしていた仕事を計画的にこなし、周辺には旅行に行くと煙幕を張り、数日の休日を確保して、朝から晩までギター三昧の日を過ごしてやる!

ハイ、思い叶って、ギターの「自宅合宿、特訓」の開始です。なかなかに良い集中ができます。朝から弾き始めて、もう昼です。昼食を軽めに済ませて(食いすぎると眠くなるので…)、またギターの練習。おー、なかなかいいではないか! いつもより、心なしか気持ちよく弦を弾けて、指の動きも軽い。おやつの時間になりました。ちょっと一休み…。ここで、問題発生…。左指の先が痛くなり始めました。マメの上にマメを作って固めようと思っていたのですが、そんなに都合良くは行きません。正直、痛い…。左手の指先を見ると、弦でできた深い溝と、灰色になって、皮の剥げそうなマメ…。これはいかん、と、しばしコーヒーブレイク。しかし、指先の痛さに加えて、手首というか、指の筋も痛くなっています。右手も指がダルい感じ…。腰も痛い…。

そうです…(何が…?)。指先の痛みと、手の筋肉の疲労がやってきたのです。ギターを弾き始めてかれこれ5時間位…。そりゃそうですよね、まだ十分にギターを弾くための指や腕の筋肉(スモールマッスルでしょう。力を入れるビッグマッスルの方ではなく、コントロールに使う筋肉でしょうね)が十分に出来上がっていないのに、そんな集中してやると無理が出るのは当たり前です。コーヒーブレイクを終えてからは、指先の痛みと手のだるさで思うようにギターが弾けません。て、言うか、単純に疲れてきました。「ここを根性で乗り切って!」っていったって、プロを目指してるわけじゃあるまいし、「楽しい」が目的なのに、それが「苦しい」になってしまってはナンノコッチャ…。これを「挫折」とは(意地でも)考えません。気合を入れるのもいいのですが、長く楽しめればいいのです。と、ナンダカンダと呟きながら、ギターを磨いています。

でも、半日程度とは言え、これだけ集中してギターを弾くのは(アラカンとしては)初めてで、それなりに収穫はありました。弾けなかったフレーズが何度か(マグレで)弾けたり…。ここで、よくよく考えてみると、「練習して、何かをマスターする」ことが目的ではあっても、楽しさはその練習の最中にあります。マスターできれば、今度は次です。長く楽しめる趣味にするためには、無理をせず、上達を焦ることなく練習を楽しむ。これですよ(何が…?)。これこそが趣味。ってことで、指がまだ痛いので、せっかくのまとまった休日ですから、愛車の六気筒でドライブでも楽しむか…。

さて、私は一体何を書きたかったのでしょうか…。まあ、いいか。ギターが趣味、ってことで。

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