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サウンドその18:「シグマギター、やっと退院 久しぶりに聞くその音にビックリ…」



ギターのある生活 お気に入りのシグマギターが、約2か月の入院からやっと戻ってきました。病名は「ブリッジ剥がれ」です。このブリッジの剥がれや浮きについては本サイトの「とりあえず色々」に「ブリッジの浮きと剥がれについて」としてまとめてありますのでご参考までにご覧ください。ブリッジが剥がれる原因にはいろいろありますが、特定は難しいですね。製造過程でその原因が発生することもありますし、ギターを保管する環境によって起こることもあります。私のシグマギターの場合は、少しばかり既に浮いてはいたのですが、特段の支障がないので構わずに弾いていたら、ブリッジ後方(必ずこちらから浮きが発生します)の浮きが少し広がっていました。紙を差し込んでみると5mmくらいが入り込み、「まあ、これくらいなら…」とタカを括っていたのですが、そこからアッという間に音がボヤケ始め、ブリッジ下に「白い」接着剤の部分が見え始めました。

こうなるともうアウトです。接着剤が白く見え始めるという事は「伸び始めている」という事で、もう「浮き」ではなく「剥がれ」です。先にも書きましたが、その原因はなかなか特定できるものではありません。よく、温度や湿度の高い場所に置いていたとか、弦を張りっぱなしにしていたとか言われますが、私は数本のギターを持っていますけど、皆同じ環境・状況にあって、ブリッジが浮くなどというのは確率のようなものです。シグマを含め、3本ほど浮きがありましたが、これはオークションで手に入れたもので、うちに来た時からすでにブリッジは浮いていました(それを平気で売りに出す方が悪いのか、確認しない私が悪いのか…)。とりあえず弾けるのであまり気にはしていなかったのですけど、シグマギターはいきなりその「浮き」が「剥がれ」へと症状悪化しました。他の2本の症状はそのままで、特に問題なく弾くことができます。

これはもう「当たり・外れ」のようなもので、なる時にはなってしまうアクシデントでしょう。弾きやすいトリプル0スタイルのシグマギターは、一時期、私のメインギターとして楽しんでいたのですが、即入院です。ちなみに、ギターの修理は楽器店でも受け付けてくれますが、どうせ行くところは同じですから、「リペアショップ」に持ち込んだ方が話は早いです。今はインターネットで色々と調べられますから、いくつかのショップを候補にして、その評判を確認しましょう。私は幸い、家の近くにけっこう評判の良いリペアショップがありましたので、そこに持ち込みます。ちなみに、まだ入院中のギターがもう一本あります。フレットの打ち直しと指板削りですから、ちょっとまた時間がかかりそうです。まあ、時間がかかっても技術のしっかりとしたショップに頼まないと、満足できない結果に終わりますから、退院してくるまでは、気長に待ちましょう。

ちなみに、なぜリペアショップでの入院は長引くのでしょうか? ハイ、答えは簡単です。それは修理が「順番待ち」だからです。評判が良いショップほど、その順番待ちが当然長くなります。すぐに直してくれるショップがあれば、それもありがたいですけど少々不安。やはり、色々なところから依頼されるショップには様々なたくさんのギターが集まるわけですから、そのリペアを通して蓄積されるノウハウは半端なものではないでしょう。で、ショップでは複数のギターを同時にリペアしていくわけですので、明確な工程表があるということでもなく、仕上がりまでに正確な時間が読めないというのも仕方がないでしょう。例えば塗装ですけど、スペースの関係で一度に何本もできるわけではないでしょうし、接着などは時間がかかりますから、ショップの工房に行くとあちこちに修理箇所を冶具で固定したギターが置いてあります。けっこう、スペースを取りますよね。私、リペアショップの工房で、床に置いてあった修理中のギターをウッカリと踏みそうになったことがあります。

とにかくも、2か月待ってシグマが帰ってきたわけです。ショップである程度試し弾きはやりましたが、本格的に弾くのはやはり自宅に帰ってからです。もうずっと弾いていましたからそのシグマの音は知っている筈ですが、改めて弾いてみて、ビックリ…! なんと、こんなに「響き」が良くなっているとは! もともとけっこうなサウンドだったのですが、もう、別物のように良い音を奏でてくれます。なんで? やはり、リペアショップに出したからでしょうか、って、ブリッジ貼りなおして、ネック裏や他の小さな傷を治してもらっただけなんですけど…。やはり、経年劣化のようなものがあって、長い間にその(衰えた)音に耳が慣れてしまっていたのでしょうか。改めてしっかりとトップに貼り付けられたブリッジが、弦の響きをボディに伝え、箱が「鳴っている」のでしょうか…。いずれにせよ、こんなに響くギターだったとは、とビックリ。

とにかく、嬉しくなって、小一時間ほど弾いていました。大満足。もう三十数年を経ているギターですから、確かにブリッジが少しづつ弱っていたのでしょうね。お金と時間はかかりますが、パーツの交換以外でリペアショップを利用することは今までになかったのですけど、こりゃ、たまにはメンテナンスをお願いするのもいいかも。そのリペアショップはギターを持ち込むと、どこをどうすればいいかアドバイスをくれますし(当然、その段階では無料)、修理となっても頼み込めば多少はまけてくれます(何度もやると、嫌な顔をされます)。うーん、当たり前のことながら、アコギのことを知り尽くしたリペアショップとお付き合いしておけば、そのギター本来の「良い音」が楽しめるということですね。事実、そのショップでは、弦高の調整やネックの具合も見てくれていたみたいです。私は今まで、弦高や多少のネックの反りなんて気にしないでテキトーに弾いていましたが、今回は「ビックリ」。ギターのある生活を楽しむためには、良いリペアショップとの付き合いが必要な事、極々当たり前のことに改めて思い至りました。シグマの音が部屋の中に鳴り響いています。

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