木の音 人の技 トップタイトル

サウンドその20:「自分だけの一本 ルシアーメイドのギターに憧れますが…」



ギターのある生活 遠回しに「腕は2本なのに、何本もギターを持って一度に何本弾けるのかねえ」、とか…(皮肉でしょう)。ヘエヘエ、いいんです。趣味なんですから。好きなんですから。眺めているだけでも、ギターというのは楽しいのです(変ではありません)。まだ増えるかもしれません。欲しいものに出会ってしまえば、クラッチのつながった自動車のようなもので、止まりません。と、こちらもバカな応酬をしてしまいそうになりますが、これまでもアコースティック&エレキギターに、4WDの合法改造、パソコン(出始めのMac)、腕時計、日本刀(本身ね)、六気筒エンジンの自動車、船釣り、ボート釣りと、その都度のめり込んできましたがそれ以外にも趣味と呼べるものはどれほど楽しんできたことか。今現在は釣りとギターです。読書は趣味ではありません。読んできた本の量には自信がありますが、「趣味は読書」なんてことは言いません。あれは「教養」に対する自然的な欲求ですから。って、話がズレましたので軌道修正…。

「好き勝手」やってこその趣味です。周りに気を使いながら細々と楽しむなんて、趣味とは言えません。なんて粋がって何をしようとしているのやら…。ハイ、私の持っているギターは、確かに本数はありますが、どれ一つとっても似たようなもの、つまり、似たような「音」のものはありません。それぞれに趣が違うのです。枯れたブルースをシレッと弾きたい時、ラグタイムを決めてみたい時、昔夢中になったサイモンとガーファンクルのメロディを奏でたい時(Anjiで挫折)、アタッキーな音でEコードブルースをガッツリと決めたい時、スタンダードなメロディーを弾いてみたい時…、(誰も興味が無さそうなのでこの辺にします…)等々。それぞれ手にするギターが違うのです。もっとも、いつもすべてのギターに新しい弦を張っていくわけにもいきませんので、ローテーション上数本はハードケースの中で休眠状態になりますが。って、また話がズレて行きそうなので軌道修正…。

学生時代はギターのカタログを見ては溜息をつき、お茶の水界隈を中心に楽器店巡りで色々なギターを「鑑賞」して、人が試奏しているその音を聴いたりして遊んでいました。楽しいからいいんです。神保町などの「ヴィンテージ・ギター」を扱っているお店には、溜息が出るほど美しい個体が並んでいましたし、値札を見ても溜息が出ました。あのカワセで初めてマーチンの000-45を見た時は、この世にこんな美しいものがあるのかと思いました。学生時代でかなり以前ですがその時でも100万なんて軽く飛び越えていましたし、今ではとても手を出す気になれない(ならない)バブリーな値段になっています。まあ、手に入れても恐れ多くてまず弾く気にならないでしょう。ガラスケースなんか作って入れておいたりして。

そのような嗜好を持っておりますので、「究極の!」っていえば、やはり、「自分だけの一本」ってなことになるでしょうね。しかも、ルシアーメイドなら持っています(私が発注したのではありませんけど)が、妄想紙一重でいけば、「自分で、自分の好きなように作った一本」っていう事ですかね。この辺りで「バカか…」ってな声がたくさん聞こえてくるような気がします…。人に頼んで作ってもらっても、それは本当に「自分の」とは言えないでしょう。どんな出来損ないであろうと「自分でギターを作る」ことができれば、それが「究極」なのです。「そんなの、ろくな音がするのか?」ってなことは当然言われると思います。そりゃそうですよね。プロの方が作ったギターよりいい音が出せるなんて、あり得ません。それでも、自らがルシアーとなって、「自分のための一本」を作ってみるのは夢です(まあ、無理でしょうけど…)。が、アラカンの身で今からルシアー修行なんて酔狂に過ぎます。

ちなみに、「ルシアー」といえば、もともと弦楽器製作家のことで、ギター製作家に対してこの言葉が使われるようになったのは比較的最近のことだそうです。そうでしょうね。バイオリンなど、他の弦楽器に比べればギターなんて歴史が浅いですから。今少し「ルシアー」なるもののことを調べてみると、それは(大手メーカーに属さない)個人製作家のことを指すようですが、ややこしいことに大手ギターメーカーの役職名として「マスタールシアー」などといったものもあるようです。まあ、「ルシアー」と言えば「個人のギター製作家」ですよね、やっぱり。一本のギターを作るためにどれほどの「工数」が必要になるのでしょうか。一日に何本も作れるものではないでしょう。ですから、ルシアーの方は数万のギターなんて作らないそうです。少なくとも一本、30万~100万円くらいの発注を受けていかないと食べていけないという事ですから、その生計を立てるにはそんな金額の仕事を依頼されるくらいの腕が無いとダメということですね。決して安い金額ではありません。

おそらく、ですけど、商売には付き物の「頼んだものと違う!」なんてトラブルもけっこうあったりして…。生業としての「ルシアー」に、「腕一本で生きていく」板前的な存在として憧れたことはありますけど、本当になりたいとは思えませんでしたね。下手なギター弾いてる方が楽です。現在、稼業として成り立つルシアーの方は日本に何人くらいいらっしゃるのでしょうか。原材料の見極めから、製作…。その作業場スペースや工具、冶具(作業を効率化する道具)などを考えたら、けっこうな先行投資が必要でしょうね。私がお世話になっているリペアショップはギター製作も手掛けられていますが、ちょっとした町工場のような感じです。若い人がけっこう多いのですが、将来はルシアーとして一本立ちすることを目指されているのでしょうか。

何とか、「一から」っていうのは無理だとしても、ある程度の材の中古ギターに手を加えて「自分のオリジナルギター」が作れないかと密かに考えているのはいるのですが、決行に移すかどうかは…、分かりません。実際、そのような趣味をお持ちで、趣味にしてはかなりのスキルを身に着けていらっしゃる方がいます。若いころにはルシアーを夢見られたのでしょうか。

なにやら、あちこちに話が行きましたが、つまりは、趣味が高じればやはり「オリジナル」、「自分だけの」「自分の」というものに夢を持ってしまうのは必然なのでしょう。例えば自動車だって無理ではありませんよ。時間をかけてコツコツとやり、法令知識を蓄えていけば。それに比べればギターであれば…。と、この辺は話がしつこさゆえに堂々巡りしそうなので終わりにします。しかし、「自分だけの一本」を持てたとしたら、さぞかし嬉しいでしょうね。って、どんなギター、持ちたいんだろ? 俺…。

ギターのある生活へ




■これからギターを始められる方のご参考にでもなれば。
これからギターを始める方に バナー

【商品検索】Powered by Amazon

↑「すべて表示」をクリックするとAmazon.co.jpの検索結果一覧に移動します。

■サイトポリシー ■プロフィール ■お問い合わせ
ページトップへ戻る

Design by Megapx / Template by s-hoshino.com
Copyright(C) Ureagnak All Rights Reserved.