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サウンドその21:「そろそろ曲をコピーするならオススメ(1) アリスのレストラン」



ギターのある生活 ある程度コードを覚え、アルペジオやスリーフィンガーで伴奏ができるようになるとやはり、何か曲をコピーしてみたくなります。私はかつて、サイモン&ガーファンクルの「スカボローフェア(Scarborough Fair)」と「四月になれば彼女は(April Come She Will)」をコピーして悦に入っていましたが、これは曲というよりやはり伴奏ですね。とはいえ、両方とも歌が入らなくとも、美しいメロディで、弾いていて楽しいのですが、もう少し、「インストゥルメンタル(Instrumental):楽器のみでの演奏」とまではいかなくても、ちょっとそれっぽい曲を弾いてみたくなります。そういう段階に来た方にお勧めの曲があります。それは「アリスのレストラン( Alice’s Restaurant)」です。

これはアーロ・ガスリー(Arlo Guthrie)の曲で、曲名としては"Alice’s Restaurant Massacre"だったかな? 余談ながら"Massacre"とは「虐殺」の意味で、「何でこんな言葉が?」と思いましたが、要は当時のアメリカの世相を反映したストーリーがあって、1960年代ですから、あのベトナム戦争や当時の惨事などをそこに込めた、きな臭い思いがあるのでしょう。それが言葉としてくっ付いたのだと思います。しかし、これは映画の主題歌として知られていますが、そんな"Massacre"の描写がある映画ではありませんが、まあ、当時のヒッピー的な反骨精神というか、風刺精神というか、そんなものが描かれています。ちなみに、「アリスのレストラン」は曲の方がヒットして、アーロ・ガスリーが主演で映画になったという順番です。もう一つついでに言えば、アーロ・ガスリーの父親はウディー・ガスリーで、社会派のフォーク歌手です。Wikipediaによれば、あのボブディランに多大な影響を与えたとか。まあ、そちらの方は置いておきましょう。本編とは関係ありませんので。「アリスのレストラン」は「アリスのレストラン」ですから。

で、「アリスのレストラン」の曲をご存知の方は多いと思いますが、知らない方はWEBでチェックしてください。動画などはてんこ盛りであります。タブ譜も、色々な方が採譜したものが手に入ると思います。私はかなり昔の雑誌で手に入れました。ジャンルとしてはラグタイムでしょう。一つのフレーズが延々と続きます。ホント、延々と続くのです。そこにアーロ・ガスリーの歌、"You can get anything you want at Alice's restaurant♪"が流れていきます。シンプルと言えばシンプルですね。歌が無くても、ラグタイム独特のアクセント(シンコペーション:まあ、素人解説ですが、弱い拍子から強い拍子へとつながった跳ねるような変化、って、余計分からないか…)を楽しめます。

で、この「アリスのレストラン」をオススメする理由なのですが、ラグタイムが持っている、ギターを弾くノリの楽しさを手軽に味わえる入門的な曲(私は勝手にそう思っています)であることと、色々なタブ譜を見てみれば分かると思うのですが、実に「多様」な弾き方が存在するのです。曲のバリエーションがあるという意味ではなく、この「アリスのレストラン」という曲の雰囲気そのままに、分かりやすく言えば「好きなように弾ける」のです。つまり、「この弾き方が正しい」ってのがあるようでない、ってことです。アーロ・ガスリーの名で採譜されたものがありましたけど、そのまま弾くと、どうも「え、これじゃないだろ…」ってな感じになってしまうのです。そんな曲なんです。アーロ・ガスリー自身もその時々の気分で好きに弾いているのではないでしょうか。多分。

簡単にして弾いてみるも良し、ちょっと色々な音を加えて弾いてみるのも良し、ですね。そう言うと、なにやら寄る辺が無いというか、ギターを弾くための知識がある程度なければ取っ付けないじゃないか、と思われる人がいるかもしれませんが、それが面白いことに、この曲をテキトーに楽しんでいると、その「ギターを弾くための」、まあ、知識とまでは言いませんが「コツ」程度のものを何となく掴むことができるのです。私、アーロ・ガスリーのタブ譜に赤ペンで音を書き加えたり取ったりで真っ赤にして、昔は好きなように弾いていました。その時にどんな弾き方をしていたのか忘れましたので、また最初からタブ譜に赤で好きな音を加えたり取ったりで、弾いています。多分、この曲は、十人いたら十通りの弾き方があるのではないでしょうか。

それくらい、自由に弾き方を楽しめるという事です。難しい運指やフォームが必要なタブ譜があったら、そこは消してしまうか、簡単なものに書き直してしまえばいいのです。シンプルな四拍のリズムでも「アリスのレストラン」っぽく楽しく弾けますよ。まずはお試しください、って試食じゃないけど、そんな感じでテキトーに楽しめますよ。余談ながら、私の「アリスのレストラン」は、当初、弾き方が毎日変わりました。で、今も時々変えています。そういう、アドリブ的な要素を含んだ曲です。



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