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サウンドその23:「あ~る日、突然♪ チューニング恐怖症に…」



ギターのある生活 先日、ある方から「使う?」ってなことで「音叉」を頂きました。今の人って、電子チューナーがあるからこの音叉ってご存知ですかね? 金属の棒で、先がUの字になっていて、そこに真っすぐな柄(?)が付いていて、その先が球状になっているものです。そう、あのヤマハのマークで3つ重なっているもののひとつです。ちなみに、「ヤマハ株式会社」と「ヤマハ発動機」は一見似たようなマークを使っていますが、色が違うのと、デザインが微妙に違います。どこが違うのか興味のある方は本サイトの「ギターのあれこれ」にある「ジャパン・クォリティの旗手 ヤマハ」をご覧ください。

で、この音叉ですが、18世紀に楽器の調律(チューニング)のために発明されたものだそうで、この形(U字)は一定の周波数しか発信しないので、クォーツ時計の水晶振動子もこの形です。チューニング用の音叉の使い方は、どこか固いところ(自分の頭でもいいです。人のだと揉めます)でU字の部分を叩くとその振動でキーンという金属音がします。音自体はそれほど大きくないので、耳に近づけたり、何か固いもの(机やギターのボディ)に当てて振動を増幅し、その音を聞きます。あの丸いところを耳に突っ込むやつもいましたが、これは何となく笑えます。で、ギター用の音叉は440Hzで、「ギターの5弦の開放弦=Aの音」です。これでまず5弦をチューニングして、それをもとに各弦をチューニングしていきます。

私、この音叉の音が上手く耳で捉えきれなくて、チューニングには苦労しました。今は電子チューナーのお世話になっております。圧倒的に楽。オープンチューニングもこれでできます。自分の音感が悪いと思いたくはないのですが、良くはないみたいです。で、ギターを始めたころはあまり感じなかったのですが、弦がギターにかける負荷は決して小さくありません。ダダリオの弦にはパッケージの裏に各弦のテンションがLBs(パウンド)で表記されていますが、ライトゲージで約70kg程度の張力がギターにかかります。ボクシングで言うとミドル級当たりの体重ですね。もっとも、その張力を前提にギターは作られているので、それほどナーバスになる必要はありませんが、ポピュラーなところでは「ネックの反り(順反り)」、頻度は高くないですけど「ブリッジの剥がれ、表板の変形=腹ボテ」「ネックの元起き(ネックがボディとの付け根で前に曲がる)」などが起きることがあります。これはまあ、リペアショップのお世話になるとして、この弦のテンションが、人によっては大きなトラブル(精神的な…?)となることがあります。

それは何か? 緩めておいたギターの弦をチューニングする際に(新品の弦では起こりませんけど)、たまにですが、弦が切れてしまうのです。特に私の場合は3弦と1弦が比較的よく切れます。それほど頻繁に起きることではないのですが、数度切ってしまうと、どうにもそれが気になってチューニングが「恐く」なってしまうのです。同じような恐怖症の方、いらっしゃいません? 弦を切ってしまう原因は、(サドルの調整などで)弦を何度も緩めたり張ったりを繰り返した時(金属疲労でしょうね)や、巻き過ぎてしまった時(ペグを逆に巻いて)、弦自体の不良(もあると思います)、ペグに弦がきれいに巻かれていない時等、原因は何であれ、数度切ってしまった経験を持ってしまうと、また切れるのではないかという不安が拭えなくなってしまいます。確かに、弦にかかる張力は各弦とも10kg以上はありますから、けっこうな力です。

別に、切れたからと言って「痛くも痒くもない」のですが、気の小さな私としては「ビックリ!」してしまうのです。ちなみに、私、風船を膨らませるのが苦手です。いきなり破裂しそうで…。膨らませた長い風船を捩じって「細工」する、縁日の夜店などでの芸がありますが、あれは見ただけで緊張し、汗がタラーリと流れます。昔、先に針の付いた模型の電車が一周する間に課題をクリアしないと、風船が破裂する(途中で風船を線路の上から避けるのが忙しい…)っていう番組がありましたが、子供心に大の苦手でした(ご存知の方は同じ世代ね)。それと同じで、まず大丈夫と思っても、ギターの弦を巻いている最中、冷や汗状態なのです。昔はそんなことなかったのに。再びギターを引っ張り出して弦を巻いている最中に数度、パツン…と切ってしまいました。それ以来、ダメです。

3弦の時が一番緊張します。この弦はラウンド弦ですが、中のストレートな鉄線が細いのか、2弦よりも切れやすいのだと思います。もちろん、1弦も切れやすい…。電子チューナーを使っている時、インジケーターになかなかチューニングOKのサインが出なくて緊張状態が続きます。切れるのが嫌で早くペグを巻けないので余計、緊張の時間が長くなるのです。これって、ホント、「あ~る日、突然♪」に「チューニング恐怖症」になってしまったのです。不思議な事に「弾いている時に切れた事」はありません(エレキではありましたが…)。パツンと切れた瞬間にはしばらく体の機能が停止したように固まってしまいます。もう「条件反射」のレベルに行っているかもですね。ペグに触る時、いつも緊張します。電子チューナーのインジケーターをどんな顔で見つめているのやら…。笑えない、変な癖(?)が付いてしまった…。

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