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サウンドその27:「何故 何本ものギターを持っているのか その理由」



ギターのある生活 えー、本サイトの「うちのギターたち」で勝手御免とばかりにご紹介している私のギターは現時点で両方の指の数を超えます。もうこれ以上は増えないと思います、と何度かオカーチャンに言っておきながら、増えています。今はアコースティックが中心ですので、エレキは1本のみです。以前に持っていたエレキやベースは売ったり友人に譲ったりで今はもういませんが、それも入れたらいったい私は何本のギターを所有していたのでしょうか…。別にコレクションで増やしているつもりはありません。確かにギターに「工芸品」的な造形美は感じてしまいますが、かといって眺めているだけ、飾っているだけといったギターはありません。しかし、増えてしまいます。一度に何本ものギターを弾くなんて器用なことはできません。

「これが最後の一本だから!」なーんて言っても、もうオカーチャンは全く信じてくれません。私も開き直って、買った後に深々と頭を下げて謝罪…(の、ふり)。でも、好きなものですから仕方ありません。WEBでギターマニアのブログなどを読ませて、「ほら、何十本も持っている人は珍しくないんだよな」なんて弥縫策に出ますが、何の効果もないように思います。しかし、改めて「どうして何本もギターを所有してしまうのだろう?」と真面目に考えてみると、「色々な音のギターを弾いてみたい」ってな単純な答えが取って付けたように出てきますが、それでは際限の無さを宣言しているようなもので…。まあ、確かにそうなのですけど(オイオイ…)、今所有しているギターを処分したとしても、多分、減った分だけ増えるような気が…。あるギターに興味を持つと「これって、どんな音がするんだろう」なんて、気になってしまうわけですけど、私の場合その対象が、例えばローデンやコリンズ、マーチン、ラリビーなどの高級ギターには向かいません。もし、高級ギターばかりを買っていたら、家庭不和必至で、オカーチャンは家を出てしまうかも…。

一応、「興味の持ち方」「欲しがり方」にそれなりの法則(?)みたいなものはあるのです。それは「素性がはっきりしないギター」です。まあ、かなりザックリとした表現ですが、スペックやメーカーのセールスポイントが明確で、十分な情報があるギターは、私にとってそれだけのものなのです。何か「期待値」のような「魅力」のような、モヤッとしたものがありません。「素性」が明確でないということですから「古い」ギターが中心となります。今持っているギターの中で一番古いものは(推定ですが)戦前か戦後まもなくのものです。その次が1960年代後半。この辺のギターとなると残された情報は殆どなく、調べるにも手探り状態で仮説仮説の連続です。時には、手に入れる寸前で、どうしても十分な確信が持てずに断念したギターもたくさんあります。まあ、全てがそうでもないのですが、殆どがそうです。ターゲットとしたギターの情報を取っている最中が楽しいのです。で、確信したとおりの音がそのギターから響いてくると、至福の時を迎えます。

そうしているうちにギターが増えてしまいました。多分、ギターをたくさんお持ちの方は同じようなところがあるのではないでしょうか。まあ、マーチン命とかギブソン命とかって、特定のブランドに魅力を感じている方もいらっしゃるでしょうが、私はもっと「雑食系」です。興味がどこにロックオンされるかは自分でも分かりません。

とはいえ、一度に弾けるギターは一本です。せいぜい、二本か三本位を出しておいて、あれこれと弾いてみることはありますが、その他のギターはハードケースで御寝んねです。一応、二本か三本に新品の弦を張って、それを早ければ一か月、遅くても二か月(位かな…)、弦が切れれば即、ってな感じでローテーションを組んで、ギターを交代に弾いて遊んでいます。特にこれが「メインのギター」なんてのはありません。常に傍らに置いておくのは「USAルシアー作 0タイプ」ですけど。

もっとも、ギターだけが趣味であったわけではなく、趣味爆裂系で、興味を持つと「斜眼帯」状態でドップンを音を立ててハマり込むのは昔からです。しかし、ある程度歳をとって、残念ながら少々アクティビティが下がり始めて、数ある趣味の中で「ギター」が久々にクローズアップされてきたのです。弾いてみたら、泣きたいほどに指は動かず、何を弾いても曲に聞こえません。かつては下手は下手なりにバンドなんか楽しんでいたのに。人前でも弾けていたのに…。しかし、指の痛さに耐えながら、パソコンで腱鞘炎気味の指が弦を上手く弾いてくれたときに聞こえてくる音が、「どうして今までこの音に気が付かなかったのか…」と思えるほどに心地良かったのです。それからです。ローズウッドにはローズウッドの、マホガニーにはマホガニーの、それが単板だろうが合板だろうが、様々に部屋を満たしてくれる響きが楽しくて、楽しくて。

ところで、この記事を書いているうちにこのタイトルって「どうでもいいようなこと」に思えてきました。「じゃあ、書くなよ、アホ」って突っ込まれそうですけど。何故かといえば、理由がいくらあったところで、十本以上のギターが転がっていることは事実ですし、それが二十本だろうと何十本だろうと、あまり変わらないことのように思います。一日の仕事を終えてギターを手に取り、チューニングする時のワクワク感はいくつになっても同じです。下手なブルースをタドタドしく奏でながら、何時間でもギターを弾いていたくなります。まあ、ご飯も食べなくてはなりませんし、お風呂にも入らなければならないし、野球も見なくちゃいけないし、猫も騒ぐし…、いつまでもは弾いていられないのですが、十数本のギターに囲まれての時間はとても言葉では表せないほどの楽しい時間なのです。That's all.

ハイ、ギターを再開してギターが増えました。当然の成り行きでしょう。それって、まだギターが増えるってことかね…。

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