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ジャパン・クォリティの旗手 ヤマハ



ヤマハロゴ
ヤマハと一言でいっても「その実体は楽器にあるのか、バイクにあるのかそれとも?」と、少々イメージしにくいところがあると思います。ギターファンにとっては楽器メーカーが思い浮かび、バイクファンであればバイクメーカー(かつてはトヨタ200GTの開発にも深く携わりました)でしょう。他にも様々なプロダクツを生み出しています。で、そのためか、WEB上に「ヤマハのコピペ」なるものが存在するようです。それは以下のような文章です…。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ヤマハの歴史
・最初は輸入ピアノの修理→楽器関係作る
・楽器やってた流れで電子楽器も作る→DSPも作る
・DSPを他に利用しようとして→ルーター作る
という流れで、楽器、電子機器、ネットワーク関係の製品を作るようになった。

じゃ、なんで発動機や家具とかも作ってるかというと、

・ピアノの修理で木工のノウハウが溜まる→家具を作る→住宅設備も作る
・戦時中に軍から「家具作ってるんだから木製のプロペラ作れるだろ」といわれて戦闘機のプロペラ作る→ついでにエンジンも作る
・エンジン作ったから→バイクも作る
・エンジン作ったから→船も作る→船体作るのにFRPを作る
・FRPを利用して→ウォータースライダー→ついでにプールも作る
・プールの水濁ったんで→浄水器作る
・失敗作の浄水器で藻が大繁殖→藻の養殖始める→バイオ事業化
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
これは、ヤマハという存在が大企業であり一言で「どんな企業」ということが捉えきれないためにこのような表現が出回っているのだと思います。まあ、WEBでのコピペは珍しくありませんが。

で、その真偽を実際に調べた方がいるようですが、ヤマハ側の答えは「合っている部分もありますし、間違っている部分もあります」という「はあ、そうですか…」といったもの。まあ、そんなものでしょ。このコピペを深堀しても仕方がない、と。このサイトはギターのサイトですからここではギターのブランドヤマハなのです。ヤマハがギターをこの世に送り出したのは、前の記事にも書きましたが「1963年の『ダイナミックギター(鉄弦仕様のガットギター)』に始まり、1966年にはエレキギター、アコースティックギターともに製造を開始しています。この年に、国産フォークギターの名機『FG-180』及び『FG-150』を発表しています」です。楽器メーカーとしては1887年(明治20年)のオルガン製作から始まっていますから、あのスズキバイオリンよりも楽器メーカーとしては老舗ですね。しかし、ギターに関してはスズキは戦前にギター製作を始め、ヤマハの場合は戦後です。しかも1966年ですからそれほど古い時代ではありません。しかしこの1960年代中頃から1970年初頭は「全共闘世代」の時代で、同時に「フォーク・ソング」の時代でもあるのです。フォークソングの定義は「本来民謡ですが、この時代はかなり社会性が強く、反戦歌としての側面も持つ」程度でいいでしょう。ギターが売れまくった時期です。いろんなメーカーが「儲かる」ということでギター作りに加わってきます。しかしその多くはフォークソング・ブームの終焉とともに消え去り、その多くが、今は残っていません。その延長線上にやがて、ロック時代がやってきます。

ヤマハはこの「フォーク・ソング・ブーム」にのって、そのギター販売を伸ばし、更にギター作りの高いノウハウを蓄積していったと言えるでしょう。ヤマハの面白いところは、そのギター作りに、まあ、マーチンやギブソンの影響はあるでしょうが、極めて独自なギター作りの路線を最初から歩んでいるというところです。細かいことですが、あのピックガードの形、あれはヤマハのこだわりでしょう。マーチン風のティアドロップをそのまま受け入れてはいません。また、(個人的な見解ですが)あの音も、マーチンに比べると「硬質」というか、悪い意味ではなく「金属的」なイメージを持っています。音量的にはギブソンの「音の大砲」というより、とにかく辺りを音で埋め尽くすような感じで、されど歌い手の声を邪魔しないという、面白いイメージを私は持っています。が、私的には好みの音ではないので、ヤマハのギターは持っていませんが、友人知人にはけっこうファンがいました(初期のヤマハギターの弦高は、高かった…)。

ヤマハ イメージスタンダードヤマハのギターに「先進」というイメージはあまりないのですが、とにかく「独自」という、自分の道を淡々と進んでいくというイメージを強く持っています。Nシリーズが出たあたりからその独自路線の成果が発揮され始めたと思うのですが、その洗練度はエレキの世界でも発揮され、あの名機SGを世に送りだします。SGは持っていないのですが、エレキの「イメージスタンダード」を持っています。アコギは少々自分の好みと合わないのですが、この「イメージスタンダード」を始めて見た時、ヤマハの行き着くところを見たように思いました。それは「いつまでも飽きの来ない、時代に左右されないシェイプと音」、です。このエレキは事業的には失敗(あまり売れなかった)とされていますが、私的にはこれこそまさにヤマハなのです。特定のジャンルに拘ることなく、「来るもの拒まず、去るもの追わず(変な喩えですが)」的なギター作り。故に少々、私にとっては、癖があるのかないのか分からないような存在なのでしょうか。いったん手にすれば、長く付き合えるギターであり、浮気(?)を許さなくなるギターなのでしょう。マーチンともギブソンとも違う、そしてそのクオリティは互角である「日本のギター」です。

ちなみに、「ヤマハ株式会社」と「ヤマハ発動機株式会社」とは同じヤマハというブランドを使っていますが、そのロゴに少々違う点があるのをご存知でしょうか? 余談ですがそれは以下の点です。ヤマハの公式HPに記されています。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ヤマハ ロゴマークの違い

ギターのあれこれへ




■これからギターを始められる方のご参考にでもなれば。
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