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決まりはありませんが、弦の交換時期


この「弦の交換時期」は、アコースティックでもエレキでもまさに人ぞれぞれで、スタンダードになるような基準は無いでしょうね。ステージのあるプロの方は「公演ごとに」とか、クラブなどで定期的にライブなどやられている方は「1~2週間に一度」とか、「とにかく、月毎に」とか、まあ、ギターを弾く頻度など、その活動によって変わるのは当然でしょう。あえてスタンダードな基準(?)があるとすれば、「切れたら換える」でしょうか。その場合、切れた弦だけ換えるという方もいるのではないかと思いますが、できるだけ全部を一度に変えた方がいいでしょうね。理由は、弦は劣化していくから交換するわけで、一本だけがキラキラと言うのはバランスが悪いでしょう。交換してすぐ切れたならまだしも、ですが、そんなのは弦が不良品であるか、ギターのナット、サドル、ペグのどこかに弦を傷つけるようなバリ(ささくれ)の様なものがあるからでしょう。もしくはテキトーに弦を巻いて、弦がペグのポスト(弦を巻きつける処)で重なっていたりする場合でしょうね。そんなにめったやたらと切れるものではありませんから。 

ギター弦 ちなみに、スタンダードが無い以上(多分)、自分なりの経験で書くことにします。まず、交換時期について考える前に、切れやすい弦についてですけど(これは切れればもう交換しかないですから)、1弦、それから3弦が切れやすいですね。3弦はラウンド弦ですが、ラウンド部分は「巻かれているだけ」ですから張力にはなりません、ラウンドがあるので一見太く見えますが、その逆で、ラウンドがある分、中の鉄芯は細くなっていて、1弦程度です。4弦も意外と切れやすいという方もいらっしゃいます。3弦と同じ理屈で、これも中の鉄芯は2弦程度ですかね。各メーカーの組み合わせスペックで多少は変わってくるでしょうけど。

ギター弦 個人的な経験上、確かにそうした傾向はありますが、年がら年中、ブチッということではなく、何かの拍子に切れることの多い弦である、といった程度のことであると思います。適切に、ペグのポスト(弦を巻きつける軸)に巻きつけてあって、ゆっくりと一定のペースで巻き上げれば、まずチューニングの段階で切れるということはないでしょう。ちなみに「弦の巻き方」は本篇の「とりあえず、ギターの弦の巻き方」にまとめましたので、興味のある方はご覧ください。あと、ご参考になるかどうかわかりませんけど、ギターの弦選びに関しては「ギター弦は何を選べばいいの? LINK」にまとめておきました(「これからギターを始める方へ♪」のページ内にLINKしてあります)。

で、本題の「ギター弦の交換時期」ですが、趣味のギターですから弾く頻度が一定しているとは限りません。時間のある時に楽しむわけですから、一定期間、例えば一か月とか二か月とかを区切ってそれを交換の基準にすると、まだそれほど弾いていない弦の場合、ちょっともったいない。ギター弦にも錆などの経年劣化はありますが、かなりの長期間放ったらかしにでもしない限り、それほど問題にはならないでしょう。個人的なことですが、フォスファー弦の方がブロンズ弦に比べて見た目の劣化(弦のくすみ)は遅いように思います(フォスファー弦に含まれているリンによるものでしょうか)が、その寿命にあまり差はないでしょう。音に関しては好き好きですのでお好みで。多少、フォスファーの方が長持ちすると言われる方もいますが、私はそれほど体感したことはありません。気持ち程度でしょう。

ギター弦 私のギターたちには数か月、張り放しでも良い音を出してくれている弦もありますし、メインで弾いているギターはやはり早い時期で音がこもった様になって、「響き」に芯が無くなったような感じになります。弾く頻度の問題でしょうね。ギターの弦は金属ですから、当然金属疲労は起こします。金属の棒を何度もコキコキと曲げたり戻したりを繰り返していると、やがて折れてしまうアレです。金属の組織が伸びてしまい、本来的なしなやかさを失ってしまうからで、当然ギターの弦でもそれは起きます。中の鉄芯部分で。「響き」に芯が無くなった様に感じるのはこの鉄芯が伸びて、それまでほどには振動してくれなくなるからでしょうね。これは、何かメーターで測れるような基準がある訳ではなく、あくまでも自分の耳が感じることなのですが、当然「弦の響き」が弱くなってきたら「弦の換え時」と考えます。それが、何週間後にやってくるのか、何か月後にやってくるのかはマチマチです。

余談ですが、昔、学生の頃は当然あまりお金がありませんから、弦は大切に、ギリギリまで使います。貧乏学生にとってあまりホイホイと換えるほどに安いものではありませんので。そんな時期、「ギター弦を長持ちさせる」あるノウハウが雑誌で紹介されていました。そのノウハウとは、ギターの弦の響きが悪くなってきたら「弦をお湯で茹でる」と言うものです。私と同じような世代の人は経験ないですか? お鍋でお湯を沸かして、ギター弦をグツグツと茹でるのです。早速試してみました。今考えると誠に珍妙な光景ですが、結論、あまり効果はありませんでした。茹でて、再び張った時は「お…」と少し思えるかどうか位の変化はありましたが、やはり劣化した弦がそうそう簡単に元に戻るものではありませんでした。多分、弦に付着していた指の油脂や錆気などが茹でることによってきれいになって、気持ち、弦が再生したように感じたのかもしれません。

ハイ、ギターの弦を交換する基準は「ご自分の耳」です。ギター弦は交換したときに一番良い音を聞かせてくれますが、新しい弦は伸びてしまいますのでしばし「音痴君」になります。何度かチューニングすれば落ち着いてくれます。最近は、弦を張り換えた時、この弦をローラーでしごいて(?)音程を安定させてくれるアクセサリーがあるようです。まあ、弦は伸びるのです。そして、もう伸びる余裕が無くなった(伸びきった)時に「しなやかさ」を失って、響く力も弱くなってしまうのでしょう。で、それを使い続けると当然「切れやすく」もなります。少々簡単すぎるかもしれませんが、一番自然な「ギター弦交換時期」の目安だと思います。もちろん、「響かなくなってきたな」と感じる時期には個人差があると思いますが、それはお財布と相談と言うことで。

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